鷹の爪団がニューヨークを征服


なんとFROGMANの劇場映画第一作『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜』が、2008年度ニューヨーク国際インディペンデント映画祭において「アニメーション部門 最優秀作品賞」「国際アニメーション最優秀監督賞」のダブル受賞をいたしました。これはまさに大ニュース! そんな鷹の爪団の世界征服が現実のものとなった記念すべき瞬間を、みなさんにお伝えいたします。


式典レポート
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▼映画祭オープニング「ガーラナイト」(2月28日)
今回、『Eagle Talon』が長編作品としてノミネートされ、この映画祭に正式招待されたFROGMAN監督。期待に胸が膨らむ中、映画祭全体のオープニングが開かれました。場所はセレブたちが集うChina Club。こうして世界最大のインディペンデント系映画祭が幕を開けました。またこの会場では、各作品のプロモーションブースが設けられ、鷹の爪の映像や関連グッズなどが展示されました。そんな中、特にニューヨーカーたちに大好評だったのは、無料で配ったEagle Talonポケットティッシュ。こちらではかなり珍しいもののようです。
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▼「Eagle Talon」主宰公式アフターパーティ
映画祭のオープニングの後は場所を変え、DLE主宰による社交パーティが開かれました。会場となったのはオシャレなラウンジAzza。こうして各界のお客さんなどが集まる中、真っ赤なドレスに身を包んだ、セレブな金髪グラマーモデルたちに囲まれてしまったFROGMAN。照れながらも、とても喜んでいます。こんなにうらやましい光景……どうして、こうなったのかといえば? ……どういうわけか、こうなってしまいました。しかも声の使い分けを披露し、モテモテです。
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▼リムジン送迎&会場入り(2月29日)
そして翌日は、ゴージャスなリムジンがホテルまでお出迎え。これに乗り、会場となったImagination Theaterに到着したFROGMAN監督。その足元にはレッドカーペットが広がっていました。そして多くのカメラマンのフラッシュがたかれる中、無事会場入りすると、そこには大勢の観客が! 日本からやって来た話題のFlashアニメという前評判もあり、前売り券は一瞬にして売り切れていました。しかもこのニュースは、現地のインディーズ映画マニアにも伝わっており、入場できなかったお客さんも大勢いたようです。この想像以上の盛り上がりと観客の多さに、監督自身も正直ビックリ。
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▼上映前の舞台挨拶
そしていよいよ上映という直前、ステージの上での記者会見がありました。「ニューヨークがこんなに寒いとは知らなかった」と率直な感想を述べたりしながら、会場の雰囲気を和らげていくFROGMAN。そして作品についての詳細や、初の映画祭出展に対する想いや、今後の世界に向けた作品制作への意気込みなどを熱く語りました。こうして拍手喝采を受ける中、ついに映画の上映がスタートしました。
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▼ついに上映開始!
こうして始まった上映……ところが会場内は、いきなり大笑い! 正直、「海外でこのギャグがウケるのか?」と不安に思っていたというFROGMANですが、そんな心配は必要なかったようです。鷹の爪のギャグは、なんと世界共通のようで、笑いが起こる部分はそれほど日本と変わらない様子。そんな中、外国人に特に大ウケだったのは、バジェットゲージの解説や告白タイム、デラックスファイター、ブッシュ大統領と金正日の競演、大家のセレナーデなどでした。もちろんリアクションの大きさは、日本以上です。
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▼映画祭公式ラウンジ
そして上映後はTelephone Bar & Grillにて、関係者やプレス取材用のブランチ・イベントが催されました。ケーブルテレビや雑誌からの取材を受けるFROGMAN。
嬉しいことに、各メディアからひっぱりだこです。


またここでは、『キング・オブ・ニューヨーク』や『バッド・ルーテナント』などの作品で知られる
アベル・フェラーラ監督と対面。なんと一緒に鷹の爪ポーズをしていただきました。
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▼上映2日目(3月2日)
そして2日後。今度はCity Cinemas East Villageにて2回目の上映が行なわれました。ところが前回チケットが入手できなかった人たちが集まったためか、行列ができるほどの大盛況。また今回の上映中も、会場内は笑い声が絶えませんでした。しかも上映後は「Hey FROGMAN!」と何度も呼び止められ、すでにコアなファンを獲得。そしてファンなどが集まり、最後はみんなで「TA〜KA〜NO〜TU〜ME〜」をやってきました。
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▼無事帰国
このように映画祭を終え、無事帰国したFROGMAN監督。こうしてしばらくすると、「アニメーション部門 最優秀作品賞」「国際アニメーション最優秀監督賞」という受賞の知らせが入りました! 監督、関係者共に、この時ばかりは大喜び!! さらに今回の受賞により、海外の配給会社などからの問い合わせが来ているばかりでなく、5月には第61回カンヌ国際映画祭フィルムマーケットでも上映がされるなど、今後もワールドワイドな活躍が期待されている鷹の爪団。今や世界から、FROGMANは注目を集めています。
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▼FROGMANのコメント
とても重要な賞を2つもいただき、文字通り飛び上がって喜びました。
しかし海外でも人気のジャパニメーションというものは、映像や世界観というような、目に見える部分の評価が大きいと思っていたんです。そのような作風ではない蛙男商会の作品が、会話劇で、しかもそれがギャグコンテンツというという部分で評価されたということは、とても意味があることだと受け止めています。 それに国際映画祭なので、観客の中にはアメリカ人以外にもさまざまな国の人がいたのですが、なんとこの映画を見てゲラゲラと笑ってくれるんです。実際にそのような光景を目の当たりにできて、これは本当に嬉しかったです。『鷹の爪』が世界に通用することが実感でき、ものすごい励みとなりました。

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